28日、列車で両親や乗務員と記念撮影する中老鉄道5千万人目の旅客、孫怡薇(そん・いび)さん(左から2人目)。(昆明=新華社記者/陳欣波)
【新華社昆明3月31日】中国雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」は、2021年12月3日の開業から今年3月28日までの運行本数が7万1千本となり、旅客数は延べ5千万人を超えた。うち112の国と地域から48万人を超える観光客が同鉄道の国際旅客列車を利用した。中国国有鉄道会社、中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路昆明局集団が明らかにした。
同鉄道の旅客数は運行開始直後から増加を続け、単月の輸送量は開業当初の60万人から160万人に増えた。1日当たりの旅客列車運行本数は、中国区間で8本から最高86本に、旅客数は4115万人となった。ラオス区間では運行本数が4本から最高16本に、旅客数は885万人を超えた。
28日、中老鉄道の玉渓駅で乗車する旅客。(昆明=新華社記者/陳欣波)
今年に入ってから同鉄道の利用需要が旺盛になり、1月1日~3月28日の旅客数は540万人となった。うち越境者は8万2千人と1日当たり千人を超えた。
両国の鉄道部門は観光部門と積極的に連携し、鉄道と観光の融合的な発展を推し進め、昆明とビエンチャン間で複数の観光ルートを開設。国内旅行専用列車と国際旅客列車を組み合わせたモデルを採用し、幾度もラオス訪問ツアーを実施、沿線の観光地やホテル、レストランなど関連産業を大きくけん引した。
駅構内や車内のサービスも絶えず見直されている。沿線の駅と列車内に通訳機を設置して中国語、ラオス語、英語の3言語で案内放送を行い、車内に血圧計を用意して必要な旅客がいつでも測定できるようにして、利用者の旅の体験価値向上に努めている。
28日、列車を背景に両親と記念撮影する中老鉄道5千万人目の旅客、孫怡薇(そん・いび)さん(左から2人目)。(昆明=新華社記者/陳欣波)
28日、中老鉄道の車内で旅客の荷物を整理する乗務員。(昆明=新華社記者/陳欣波)
28日、中老鉄道の車内で旅客のコーヒーを運ぶ乗務員。(昆明=新華社記者/陳欣波)
28日、中老鉄道の玉渓駅の出口に向かう旅客。(昆明=新華社記者/陳欣波)