新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（３／２６）

　【新華社北京３月２７日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、３月２６日のニュースをお届けします。

　１．王毅氏、ポルトガル外相と外相級戦略対話

　中国の王毅（おう・き）共産党中央政治局委員・外交部長は２５日、ポルトガルのランジェル国務相兼外相と北京で両国第２回外相級戦略対話を行いました。

　２．中国の大学で「ダイエット」授業　学生の健康的な生活を支援

　中国北京市にある中国農業大学のスポーツ教育学部は２０２２年から、体格指数のＢＭＩが２８以上ある「肥満」の学生を対象に「身体運動機能」と「フィットネスクラブ」の授業を開講し、太り過ぎに悩む学生のダイエットと体力づくりを助けています。

　同大学と北京体育大学中国運動・健康研究院の研究チームが共同で実施し、学生の体力テストや身体指標の検査結果を評価、科学的で合理的なダイエットプランを立てています。授業では学生がダンベルを持ち上げて筋力トレーニングをしたり、メトロノームに合わせてジョギングをしたりします。

　３．中国（黒竜江）自由貿易試験区黒河エリア、青果輸出が大幅増

　中国東北部の国境地帯に位置する黒竜江省黒河市はここ数年、自由貿易試験区の高度化戦略などを通じてハイレベルな対外開放を拡大し続け、越境電子商取引（ＥＣ）の浸透もあって青果の輸出が大幅に増加しました。２０２４年、自由貿易試験区黒河エリアの輸出入総額は前年比２１・３％増の２９７億６００万元（１元＝約２１円）、青果の輸出は前年比８６％増の４億元に上りました。

　４．中国社会科学院の専門家、中日韓ＦＴＡの重要性を強調

　中国海南省瓊海（けいかい）市博鰲（ボアオ）鎮で２５日、ボアオ・アジアフォーラム２０２５年年次総会の記者会見と旗艦報告書発表会が開かれました。中国社会科学院大学国際政治経済学院の張宇燕（ちょう・うえん）院長は記者会見後に取材に応じ、中日韓自由貿易協定（ＦＴＡ）はアジアにおける将来の協力を主導する上で極めて重要だとの見方を示しました。

　５．北極村国家基本気象観測所を訪ねて　黒竜江省漠河市

　中国黒竜江省漠河市北極村は春に入ってもなお寒さが続いています。村の端にある国内最北端の気象観測所、北極村国家基本気象観測所では、観測員４人が設備の巡回点検やデータ収集を担っています。

　同観測所の前身は１９５７年に建設された北極村気象観測所で、２０２３年に格上げされました。国内の気象データ資料を蓄積する重要なステーションである北極村国家基本気象観測所はここ数年、オーロラのモニタリングと予報も行い、地元の観光産業の発展を後押ししています。

　以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。