21日、中国農業大学東キャンパスで、ダイエット授業に参加しジョギングをする学生。(北京=新華社記者/陳鍾昊)
【新華社北京3月26日】中国北京市にある中国農業大学のスポーツ教育学部は2022年から、体格指数のBMIが28以上ある「肥満」の学生を対象に「身体運動機能」と「フィットネスクラブ」の授業を開講し、太り過ぎに悩む学生のダイエットと体力づくりを助けている。
同大学と北京体育大学中国運動・健康研究院の研究チームが共同で実施し、学生の体力テストや身体指標の検査結果を評価、科学的で合理的なダイエットプランを立てている。授業では学生がダンベルを持ち上げて筋力トレーニングをしたり、メトロノームに合わせてジョギングをしたりする。走っている間も心拍数のリアルタイムのモニタリングが行われる。
中国農業大学スポーツ教育学部の呉敏(ご・びん)副主任によると、例えば2024年秋学期には7週間のダイエットの授業に肥満の大学生100人が参加し、平均で体重を4・17キロ、体脂肪を3・37キロ減らした。「国家学生体質健康標準」に基づく体力テストの成績は平均8・87点上昇し、多くの学生の血清尿酸値も正常な値に戻ったという。
呉氏は、学生の減量を助けるだけでなく、健康的なライフスタイルの維持を導くことも、授業の目的だと指摘する。脂肪を減らす運動とともに食事管理も重視され、大学の食堂に低脂肪栄養食の専用カウンターを設置。一部の食堂ではスマート設備を導入、脂肪分や糖分など料理の栄養データがリアルタイムで分かるようにし、教員や学生が食事をコントロールする際の参考に供している。pagebreak
21日、中国農業大学東キャンパスで、ジョギングのペース把握に使われているメトロノーム。ダイエット授業では有酸素運動の効果を高めるため、小刻みな歩幅でジョギングする。(北京=新華社記者/陳鍾昊)
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21日、中国農業大学東キャンパスで、ダイエット授業に出席し筋力トレーニングをする学生。(北京=新華社記者/陳鍾昊)pagebreak
21日、中国農業大学東キャンパスで、ダイエット授業に出席する学生。(北京=新華社記者/陳鍾昊)pagebreak
21日、中国農業大学東キャンパスで、計器を使って学生の心拍数などの指標をリアルタイムでチェックするダイエット授業の担当教員。(北京=新華社記者/陳鍾昊)
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21日、中国農業大学東キャンパスの食堂にある低脂肪栄養食のカウンターで食事を選ぶ学生。(北京=新華社記者/陳鍾昊)pagebreak
21日、中国農業大学東キャンパスの食堂に導入されたスマート設備で食事の栄養データを確認する学生。(北京=新華社記者/陳鍾昊)pagebreak
21日、中国農業大学東キャンパスの食堂で、低脂肪栄養食を調理するスタッフ。(北京=新華社記者/陳鍾昊)