中国「子午プロジェクト」重要施設完成 宇宙天気予報の精度を向上

中国「子午プロジェクト」重要施設完成 宇宙天気予報の精度を向上

新華社 | 2025-03-24 19:15:23

   20日、北京市懐柔区の子午プロジェクト総合情報運用制御センターにある宇宙環境予報センター。(北京=新華社記者/金立旺)

   【新華社北京3月23日】中国の重要科学技術インフラ「子午プロジェクト」第2期が21日、国の検収に合格した。太陽・地球・宇宙空間をカバーする総合的な環境モニタリング施設で、宇宙天気予報の精度向上が期待される。

   宇宙天気は太陽活動に伴い変動する自然現象を指す。質の高い観測と予報は宇宙飛行や通信など高度なシステムの安定運用において大きな役割を持つ。

   子午プロジェクト第2期は中国科学院国家空間科学センターが主導し、国内15機関と協力して進めている。これまでに太陽表面の爆発、惑星間伝播から地球近くに到達する影響まで追跡できる大型設備を完成させた。性能の指標は世界トップクラスとなっている。

   20日、北京市懐柔区の子午プロジェクト総合情報運用制御センターで稼働状況をモニタリングする研究員。(北京=新華社記者/金立旺)

 20日、北京市懐柔区の子午プロジェクト総合情報運用制御センターにある宇宙環境予報センターで太陽活動をモニタリングする研究員。(北京=新華社記者/金立旺)

   四川省にある子午プロジェクト第2期の大型モニタリング設備、円環アレイ太陽電波イメージング望遠鏡。(2024年9月19日、ドローンから、北京=新華社記者/江宏景)

 内モンゴル自治区に設置された子午プロジェクト第2期の電波望遠鏡。(資料写真、北京=新華社配信)

   中緯度の中国北方地域に設置された子午プロジェクト第2期のレーダー。(組み合わせ写真、資料写真、北京=新華社配信)

   

子午プロジェクト第2期の施設内3カ所に設置された非干渉性散乱レーダー。(組み合わせ写真、資料写真、北京=新華社配信)

   子午プロジェクト第2期の大口径ライダー。(資料写真、北京=新華社配信)

   

北京市懐柔区の子午プロジェクト総合情報運用制御センター。(資料写真、北京=新華社配信)

   20日、北京市懐柔区の子午プロジェクト総合情報運用制御センターで記念撮影する研究員ら。(北京=新華社記者/金立旺)

   子午プロジェクトの地上施設で宇宙環境をモニタリングすることを示すイメージ図。(資料写真、北京=新華社配信)

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