AI技術で社会ガバナンスの課題解決 中国・安徽省銅陵市の取り組み

AI技術で社会ガバナンスの課題解決 中国・安徽省銅陵市の取り組み

新華社 | 2025-03-19 15:56:51

商店の道路占拠営業を検知し、自動的に自動的にキャプチャーした安徽省銅陵市の「都市スーパーブレーン」。(3月4日撮影、銅陵=新華社記者/何暁)

 【新華社銅陵3月19日】中国安徽省銅陵市義安区の商業エリアで3月4日午前、ある商店が商品を店の外の歩道に並べ、住民の通行を妨げた。付近の道路の防犯カメラがこの道路占拠営業行為を捉えており、「都市超脳(スーパーブレーン)」と呼ばれる都市管理システムが人工知能(AI)画像分析して自動的にキャプチャーし、迅速に都市管理・法執行部門に送信して適切な処理につなげた。

 同市ビッグデータセンターの崔沢(さい・たく)副主任は「これまでは現場の法執行職員によるパトロールに頼って都市管理をしており、時間も労力もかかっていた」とした上で、現在では、「都市スーパーブレーン」を活用することで、機器による自動検知とスマート処理を実現したと説明。事件の発見から、上部への報告と指示、処理・確認、記録に至るまでの所要時間が、従来の3~4日から1日未満に短縮されたと明らかにした。

 同市は長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)に位置する長江沿岸の工業都市で、中国初のスマートシティー試行都市の一つでもあり、ここ数年は各職務部門の業務における課題や困難な問題に対し、継続的にデジタルエンパワーメントを模索して、社会ガバナンスの現代化を推進してきた。「都市スーパーブレーン」はAIアルゴリズムを柱に、各部門や地域、システムをまたいだデータの調整や集約、開発を通じて、社会統治を技術的にサポートしている。

銅陵市ビッグデータセンターの展示ホールで、スマート交通の構築状況を紹介する職員。(3月4日撮影、銅陵=新華社記者/張紫赟)

 土砂や建築廃材などの運搬車による土砂散乱問題は多くの工業都市が直面する管理上の難題となっており、一部の運搬車は輸送中にシートをかけないために粉塵や土砂の飛散・落下を引き起こし、都市の景観を損なうだけでなく、安全上の隠れたリスクも生んでいる。早期発見が難しく、処罰の証拠も不足しがちで、違反行為の根絶が難しかったが、同市都市管理局は「都市スーパーブレーン」の技術サポートにより、この問題を根本的に解決した。

 同市都市管理局の職員、趙作武(ちょう・さくぶ)さんは「AI技術を活用して、土砂運搬車のシート未装着を自動的に識別・撮影し、アルゴリズムによって車両の所属情報を照合することで未装着行為をいち早く発見し、関係する運送会社に連絡して事情聴取や処分を行うことができる。これは非常に良い警告効果を生んでおり、現在、市内での土砂の飛散・落下は効果的に抑制されている」と語った。

 このようなスマート化事例が、同市では数多く見られる。例えば、市民からは通勤ラッシュ時にいつも渋滞していた道路が、以前ほど渋滞しなくなったとの声が聞かれるが、これは「スマート交通」の構築により、レーダーで交差点の車両数や速度などを検知し、スマートアルゴリズムで交通信号機をリアルタイムに調整することで、グリーンウェーブ(青信号の時間を調整して、車両の信号待ちを最小限にする)を最適化し、交通渋滞を効果的に緩和しているためだ。(記者/張紫贇、何暁)

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