堤高世界一の揚水発電所、第1期の発電開始 中国江蘇省

堤高世界一の揚水発電所、第1期の発電開始 中国江蘇省

新華社 | 2025-03-13 19:05:23

   【新華社南京3月13日】中国江蘇省鎮江市にある堤高世界一の揚水発電所、句容揚水発電所で10日、3号機が発電を開始し、電力系統への送電をスタートした。すでに稼働している1、2号機と合わせ、同発電所の第1期の発電機3基が全て稼働を始めた。発電容量は計67万5千キロワットに上り、長江デルタ地域にクリーンエネルギーの新たな大型調節装置が加わった。

   発電大手、国家電網傘下の国網新源集団が運営する同発電所は、上部貯水池の堤の高さが182・3メートルあり、堤体が世界で最も高い揚水発電所となっている。揚水発電所は、電力需要の谷間に下部貯水池から上部貯水池に水をくみ上げて位置エネルギーとして蓄え、需要のピーク時にこれを電力に変換して電力系統に送り込む仕組み。需要の平準化や周波数調整などの役割を担い、電力系統の蓄電池システムとなる。

   2017年3月に着工。ポンプとしても利用できる可逆式の発電機(出力22万5千キロワット)を6基設置し、設備容量は合計で135万キロワットとなる。国家電網傘下の国網江蘇電力鎮江供電発展部の王晨暉(おう・しんき)主任によると、年内に全6基の稼働を計画。年間の揚水電力量は18億キロワット時、発電量は13億5千万キロワット時で、約36万世帯の1年間の電力使用量を賄うことができるようになる。これにより標準炭換算で年間14万トンの石炭消費を節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を34万9千トン削減できるという。(記者/陳聖煒)

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