２０万トンの稲わら利用タンパク質生産ラインが稼働　河北省唐山市

中科康源（唐山）生物技術の生産ラインで働く作業員。（２月２２日撮影、唐山＝新華社配信）

　【新華社唐山３月１２日】中国河北省唐山市海港開発区にあるバイオテクノロジー企業、中科康源（唐山）生物技術の稲わらやトウモロコシの茎などを利用してタンパク質と消化できる糖類を生産する２０万トン生産ラインがこのほど、稼働を開始した。稲わらなどを原料としてバイオコンバージョンにより食糧代替品を生産する同プロジェクトは２０２０年に立ち上げられ、総投資額は約３億元（１元＝約２０円）。専用設備の開発から生産プロセス、製品に至るまでのあらゆる段階で完全な知的財産権の保護が確立されている。

　同プロジェクトは吉林省公主嶺市、河南省周口市など多くの地域ですでに協力と技術展開を進めており、今後３～５年で生産量が３００万トンに達する見込みという。（記者／牟宇）

中科康源（唐山）生物技術の生産ラインで働く作業員。（２月２２日撮影、唐山＝新華社配信）

中科康源（唐山）生物技術の生産ラインで働く作業員。（２月２２日撮影、唐山＝新華社配信）

稲わらからタンパク質と消化できる糖類を生産する中科康源の２０万トン生産ライン。（２月２２日撮影、唐山＝新華社配信）

中科康源（唐山）生物技術の生産ラインで働く作業員。（２月２２日撮影、唐山＝新華社配信）