【新華社北京3月9日】中国国務院関税税則委員会は8日、カナダ産の一部の輸入品に20日から追加関税を課すと発表した。
同委員会は公告で次のように説明した。カナダ政府は2024年10月1日から中国の電気自動車(EV)に100%、同月22日から鉄鋼・アルミニウム製品に25%の追加関税を課した。カナダの一方的な関税上乗せは、客観的事実と世界貿易機関(WTO)のルールを顧みない典型的な保護貿易主義の行為である。中国に対する差別的措置となり、中国の合法的権益を著しく侵害し、中国とカナダの経済・貿易関係を損なう。
国務院関税税則委員会は、関税法や税関法、対外貿易法などの法律・法規と国際法の基本原則に基づき、2025年3月20日からカナダ産の菜種油、油かす、エンドウに100%、水産物と豚肉に25%の追加関税を課す。
中国はカナダに対し、2国間の経済・貿易協力に理性的に向き合い、客観的事実を尊重し、WTOのルールを順守し、誤ったやり方を直ちに改めるよう促す。