【両会】金融業界は手堅い運営　李雲沢・国家金融監督管理総局長

   【新華社北京３月５日】中国で５日開幕した第１４期全国人民代表大会（全人代）第３回会議は、北京の人民大会堂で１回目の「部長通路」（閣僚らを対象とした特設スペース取材）を行った。国家金融監督管理総局の李雲沢（り・うんたく）局長が取材に応じ、金融業界は手堅く運営され、資金供給は量が増え、金利が下がったと説明した。

   李氏は次のように述べた。２０２４年は国家金融監督管理総局（２３年５月発足）が全面的に職責を果たした最初の年度で、リスク防止と監督強化、発展促進を統一的に推進し、安定した状況と前進する足取りがより鮮明となった。金融業界は手堅く運営され、金融リスクは着実に収束し、金融改革は確実に進められ、資金供給は量が増え、金利が下がり、金融サービスの質と効率が向上した。２４年の銀行・保険業の新規資金投入は３０兆元（１元＝約２１円）を超え、新規貸し出しの平均金利は０・６ポイント低下し、経済と金融の循環はより円滑かつ秩序的になった。