【新華社北京3月5日】中国商務部の報道官は4日、米国が3日に麻酔用鎮痛薬フェンタニルなどの問題を理由に中国製品にさらに10%の関税を上乗せすると発表したことを受け、中国は米国の関税引き上げ措置を世界貿易機関(WTO)の紛争解決メカニズムに提訴したと発表した。
報道官は、米国の一方的な関税措置はWTOのルールに著しく違反し、中米両国の経済・貿易協力の基礎を損なうとして、強烈な不満と断固とした反対を表明。中国はWTOのルールに基づき、自身の合法的な権益を断固守り、多角的貿易体制と国際経済・貿易の秩序を守っていくと強調した。