低空経済の関連産業育成に注力　浙江省寧波市

２月２８日、寧波市江北区にある低空イノベーション拠点で、ドローン操作を訓練する受講者（右）。 （寧波＝新華社記者／江漢）

　【新華社寧波３月４日】中国浙江省寧波市は、国内で比較的早い時期から低空空域管理改革の試験事業と一般航空産業の総合モデル事業に取り組む都市の一つとなっている。同市江北区には低高度を飛ぶ航空機の製造、ドローンの飛行訓練、都市型低空物流など、一連の「低空経済」産業チェーンの川上・川下企業と応用シーンが集積している。

　同区はここ数年、伝統的な製造業企業を多く抱えるという強みをよりどころに、リーディングカンパニーの育成や産業チェーンの拡充、産業クラスターの形成、優れた人材とプロジェクトの誘致、低空経済の応用シーン開拓などを通じて、低空経済関連産業を「陸」から「空」へ発展、拡大させている。

２月２８日、寧波市江北区にある低空イノベーション拠点で、受講者にドローンのバッテリー交換方法を教えるドローン飛行操作訓練の指導員（左）。（寧波＝新華社記者／江漢）

２月２８日、寧波市江北区の商業施設から離陸し、出前の配達に向かうドローン。（寧波＝新華社記者／江漢）

２月２８日、寧波市江北区の工場で、ドローンのエンジンを組み立てるエンジンメーカー浙江華擎航空発動機科技の従業員。（寧波＝新華社記者／江漢）

２月２８日、寧波市江北区で、出前配達用ボックスをドローンにセットし配達の準備をするスタッフ。（寧波＝新華社記者／江漢）

２月２８日、寧波市江北区の老外灘にあるドローン配送のスマートステーションで、届いた出前を受け取る市民。（寧波＝新華社記者／江漢）