【新華社北京2月27日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、2月26日のニュースをお届けします。
1.米国は台湾の武装化やめよ 中国外交部
中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、トランプ米政権がこのほど凍結を解除した53億ドル(1ドル=約149円)の対外援助計画に台湾向けの軍事支援8億7千万ドルが含まれているとの報道に関し、台湾の武装化、台湾海峡の平和と安定の破壊をやめるよう米国に求めました。
2.EUの対ロ制裁対象に中国企業・個人 商務部「中傷と責任転嫁やめよ」
中国商務部の報道官は25日、欧州連合(EU)が24日採択した第16弾の対ロシア制裁措置のリストに中国の企業・個人が含まれたことについて、リストからの除外を求めた上で、中国は必要な措置を講じて自国企業の正当で合法的な権益を断固守ると表明しました。
報道官は次のように述べました。中国は国際法の根拠がなく、国連安全保障理事会の承認もない一方的制裁に一貫して反対しており、中国の企業・個人へのEUの理不尽な制裁に対してはこれまで何度も強烈な不満と断固とした反対を表明してきました。EUの行為は中国とEUの指導者による共通認識の精神に反しており、中国とEUの経済・貿易関係に悪影響を及ぼします。
3.成都都市圏のGDP、24年は5・9%増
中国四川省成都市統計局はこのほど、2024年の成都都市圏(成都、徳陽、眉山、資陽の4都市)の域内総生産(GDP)が前年比5・9%増の2兆9756億8千万元(1元=約21円)となり、伸び率は省全体を0・2ポイント上回り、経済総量は省全体の46・0%を占めたと発表しました。
4.中国のSUV販売台数、1月は上位10社で83万2千台
中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会は25日、1月のスポーツタイプ多目的車(SUV)販売台数のうち、上位10社で83万2千台となり、全体の72・8%を占めたと発表しました。奇瑞汽車、吉利汽車、比亜迪(BYD)、重慶長安汽車、長城汽車、一汽大衆汽車(一汽VW)、米テスラ、理想汽車、一汽豊田汽車(一汽トヨタ)、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)の順となりました。
5.中国のホテル運営企業、スマート技術導入で運営効率向上
中国ホテル運営大手、華住集団は近ごろ、一部のホテルでフロント業務にスマート技術を試験導入し、チェックイン・チェックアウトのシステムを刷新して全体的な運営効率の向上を図っています。
同集団傘下の全季酒店(ジーホテル)上海虹橋呉中路店に設置された「新フロント」では、事前予約をした利用客が身分証をスマートセルフチェックイン機「華掌柜」の指定位置に置くと、機械が証明書にひもづけられた予約情報を速やかに読み取り、対応する客室タイプを提示します。確認ボタンを押すとルームキーが発行されます。チェックインの全手順は非常にスムーズで、10秒余りで完了します。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。