中国春運シーズンの鉄道輸送、旅客・貨物とも過去最高

中国春運シーズンの鉄道輸送、旅客・貨物とも過去最高

新華社 | 2025-02-25 20:37:47

   【新華社北京2月25日】中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団が23日に発表した春節(旧正月)特別輸送態勢「春運」期間(1月14日~2月22日)中の鉄道利用者数は前年同時期比6・1%増の5億1300万人、貨物輸送量は5・4%増の4億1500万トンで、いずれも過去最高となった。

   鉄道部門は春運期間中、世界最大の高速鉄道網と先進的な鉄道網、特に2024年に開業した滬蘇湖線(上海-江蘇省蘇州-浙江省湖州)や集大原線(内モンゴル自治区ウランチャブ-山西省忻州)などの新路線や春節前に投入した時速350キロの高速鉄道列車「復興号」185編成の輸送能力を十分に活用。座席数を8・4%増加させ、春運期で過去最大の旅客輸送能力を実現した。

   越境旅客輸送は、広州、深圳両市-香港間の広深港高速鉄道が14・2%増の361万人、中国とラオスを結ぶ中老鉄道が54・0%増の4万1千人となった。

   貨物輸送は大秦線(山西省大同-河北省秦皇島)や瓦日線(山西省呂梁-山東省日照)、浩吉線(内モンゴル自治区オルドス-江西省吉安)、蘭新線(甘粛省蘭州-新疆ウイグル自治区阿拉山口)などの主要路線を活用し、発電用石炭や食糧、化学肥料、春季耕作・年越し用品など重点物資の輸送を支え、1日当たり貨物積載車両数は17万1600両に上った。

   国際貨物輸送は、中国-欧州間の「中欧班列」と中国-中央アジア間の「中亜班列」の運行が0・7%増の計3230本、中国西部地域と東南アジアを結ぶ陸海複合一貫輸送ルート「西部陸海新ルート」の鉄道貨物輸送量が24・1%増の10万3千TEU(20フィートコンテナ換算)、中老鉄道が8・1%増の64万2千トンとなり、国際産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の安定と円滑な流れを力強く支えた。

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