1月25日、楊柳青古鎮の如意大街を散策する人たち。(天津=新華社配信)
【新華社天津2月5日】中国天津市の京杭大運河南運河沿いに位置し、千年の歴史を持つ楊柳青(ようりゅうせい)古鎮。夜のとばりが下りても川沿いの商店はにぎわいが絶えない。春節(旧正月)の時期には迎春イベントも開かれ、中国の濃厚な年越しムードを感じることができた。
楊柳青古鎮は、春節に門口や屋内に飾る版画「楊柳青年画」で全国に知られる。今では民家の壁に描かれた年画がライトアップされ、人々を年画の世界にいざなっている。
1月25日、楊柳青古鎮で記念撮影する人。(天津=新華社記者/宋瑞)
如意大街の牌坊の下では、特徴的な衣装を身にまとい「店主」に扮した人たちが熱心に客を呼び込み、ナッツや砂糖菓子、温かい茶などを売っていた。冰糖葫蘆(飴がけした果物)やタバコ、ビンロウ餅などを売る「行商人」に扮した人たちも行き交い、昔ながらの正月風景を再現していた。
劇場では古典評劇「楊柳青伝奇」が上演され、舞台下では雑技の「中幡」、空竹(中国こま)などが観客を沸かせていた。春節期間中に設けられた四つのテーマ通りでは、多くの体験型イベント、50回以上の公演が行われ、伝統的な正月の雰囲気と現代的な楽しみが味わえた。
1月25日、楊柳青古鎮で空竹(中国こま)を披露する人。(天津=新華社記者/宋瑞)
楊柳青古鎮は、施設の刷新や街並みの装飾、文化展示、体験型イベントで投資を呼び込み、消費をけん引している。地元住民の楊(よう)さんは、今の楊柳青は見どころも遊びスポットも多いと語った。天津市西青区文化・観光局の任震懐(じん・しんかい)副局長は、1日の平均来訪者は2万人を超え、六つの街区にある商店や中庭もすべて一新されたと紹介した。(記者/宋瑞)
1月25日、楊柳青古鎮で「行商人」に扮して観光客と触れ合う役者。(天津=新華社配信)
1月25日、楊柳青古鎮で雑技「中幡」を披露する人。(天津=新華社記者/宋瑞)
1月25日、イルミネーションに彩られ、春節の雰囲気にあふれる楊柳青古鎮。(天津=新華社記者/宋瑞)
1月25日、イルミネーションに彩られ、春節の雰囲気にあふれる楊柳青古鎮。(天津=新華社記者/宋瑞)