広東省の無形文化遺産年貨(年越し用品)市場で仏山木版年画を展示する劉鐘萍さん。(1月18日撮影、広州=新華社記者/鄧瑞璇)
【新華社広州2月4日】「春節-中国人の伝統的な新年を祝う社会実践」が2024年12月4日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。登録推薦書に添付されたビデオ映像には、中国広東省仏山市の人々になじみ深い年画を貼る光景が映し出されている。
年画の工房で木版に紙を貼る劉鐘萍さん。(1月12日撮影、広州=新華社記者/鄧瑞璇)
約700年の歴史を持つ仏山木版年画は2006年、第1次国家級無形文化遺産に登録された。年画の市級無形文化遺産代表的伝承者の劉鐘萍(りゅう・しょうへい)さんはここ数年、伝統的な年画に込められた、めでたさや幸福を願う意味を若者向けに解釈して伝えるなど、年画を人々の生活に取り入れることに力を入れている。他にも「無形文化遺産を身近に」というテーマでオープンデーを実施し、年画を印刷して幸福を願う儀式を開催、伝統的な年画により多くの流行の要素を加えた。(記者/鄧瑞璇)
劉鐘萍さんが制作した仏山木版年画作品「金榜題名逢考必過(合格祈願)」。(1月12日撮影、広州=新華社記者/鄧瑞璇)
劉鐘萍さんの指導の下、仏山木版年画体験を行う外国人の子ども。(1月18日撮影、広州=新華社記者/鄧瑞璇)