新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（１／２２）

　【新華社北京１月２３日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、１月２２日のニュースをお届けします。

　１．中国外交部「今後もＷＨＯの職責履行を支持」

　中国外交部の郭嘉昆（かく・かこん）報道官は２１日の記者会見で、米国が世界保健機関（ＷＨＯ）脱退を表明したことを受け、ＷＨＯは世界の公衆衛生分野の権威的かつ専門的な国際機関として、世界の保健ガバナンスで中心的、協調的役割を果たしていると指摘し、ＷＨＯの役割は弱めるべきではなく強めるべきだと強調しました。

　２．中国製造業の規模、１５年連続で世界１位

　中国工業情報化部が２１日発表した工業全体の２０２４年の増加値（付加価値額）は４０兆５千億元（１元＝約２１円）で、製造業の規模は１５年連続で世界１位を維持しました。工業・情報化分野は経済成長への寄与率が４割を超え、経済全体の「安定装置」「バラスト」の役割を効果的に発揮しています。

　３．中国海軍の次世代護衛艦「０５４Ｂ型」就役　山東省青島市

　中国人民解放軍海軍の護衛艦「０５４Ｂ型」の１番艦となる「漯河艦」が２２日午前、山東省青島市にある軍港で引き渡され、就役しました。艦番号は５４５、排水量は約５千トン。

　「０５４Ｂ型」は中国が独自に設計・建造した次世代護衛艦で、ステルス技術や作戦指揮システム、射撃統制システムなどでブレークスルーを実現し、各性能が著しく向上しています。

　４．日本人観光客が続々ショート動画投稿、ビザなし上海旅行が人気

　中国上海市ではこのところ、韓国人観光客の間で「網紅（インフルエンサー）風」の作品を撮影してＳＮＳに投稿するのがブームになったのに続き、日本の若者も続々と中国旅行「ビギナー村」と呼ばれる上海にやってきて撮影にいそしみ、自分のＶｌｏｇ（動画ブログ）をシェアしてショート動画で上海を薦めています。

　中国は２０２４年１１月３０日から日本への一方的な短期滞在査証（ビザ）免除を実施し、ビザ免除の滞在期間を３０日にも延長しました。旅行Ｖｌｏｇが日本人観光客を上海観光に引き付ける現象の背景には、新しいビザ免除政策が日本人観光客を中国に呼び込む大きな要素になっていることがあります。

　５．中国都市部の新規就業者数、２４年は１２５６万人

　中国人力資源・社会保障部が２１日に発表した２０２４年の都市部新規就業者数は１２５６万人で、１２００万人以上とする年間目標を順調に達成しました。都市部調査失業率の平均値は５・１％で、前年より０・１ポイント低下しました。

　以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。