【新華社北京1月16日】中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会が13日に発表した2024年の国内新車生産台数は前年比3・7%増の3128万2千台、販売台数は4・5%増の3143万6千台で、うち新エネルギー車(NEV)は生産が34・4%増の1288万8千台、販売が35・5%増の1286万6千台となった。
同協会の陳士華(ちん・しか)副秘書長は「自動車産業の構造転換が急速に進んだことで24年は生産・販売ともに安定的に拡大し、高い強靭(きょうじん)性と活力を示した」とし、中でも新エネ車は伸びが高く、新車の販売総数に占める割合は40・9%と23年より9・3ポイント拡大したと説明した。
乗用車は生産が5・2%増の2747万7千台、販売が5・8%増の2756万3千台と増加が続き、自動車消費の安定に寄与した。中国ブランドは全体の65・2%を占め、9・2ポイント上昇した。
陳氏は、関連政策が次々と打ち出される中で自動車市場は潜在力が一層引き出されていると指摘。25年は引き続き安定の中で上向き、生産・販売ともに増加を維持するとの見方を示した。