【新華社北京1月15日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、1月14日のニュースをお届けします。
1.中国で「春運」スタート 40日間、延べ90億人移動へ
中国で14日、2025年春節(旧正月)の特別輸送態勢「春運」がスタートしました。2月22日までの40日間で延べ90億人が移動すると予測されています。
2.米国のAI関連輸出規制に断固反対 中国商務部
中国商務部の報道官は13日、バイデン米政権が同日に人工知能(AI)関連の輸出規制を発令したことについて、中国は必要な措置を取り、自らの正当な権益を断固守ると表明しました。
報道官は次のように述べました。中国は(規制措置の発令に)留意しています。同措置はAI半導体やモデルパラメーターなどへの輸出管理をさらに強化し、「ロングアーム管轄」を拡大、第三国と中国との正常な貿易に障害を設け、乱暴に干渉するものです。米国のハイテク企業や業界団体はこれまで、さまざまなチャンネルを通じて不満や懸念を表明し、この措置が十分な議論もなく性急に策定され、AI分野への過剰な規制になっており、甚大な悪影響を及ぼすだろうとし、バイデン政権に実施をやめるよう強く求めてきました。バイデン政権が業界の合理的な要求に耳を貸さず、性急に措置の導入を進めたことは、国家安全保障の概念の拡大解釈と輸出規制の乱用の新たな事例であり、国際的な多国間の経済貿易ルールに公然と違反するもので、中国は断固反対します。
バイデン政権の輸出規制の乱用は各国間の正常な経済貿易交流を著しく妨げ、市場ルールと国際経済貿易秩序を大きく損ない、世界の科学技術イノベーションに深刻な影響を与え、米国を含む世界の企業の利益を甚だしく損なうものです。中国は必要な措置を取り、自らの正当な権益を断固として守ります。
3.洋浦港、24年のコンテナ取扱量が初の200万TEU超え
中国西部地域と東南アジア諸国を結ぶ「西部陸海新ルート」と海南自由貿易港建設の重要な国際海運ハブ、洋浦経済開発区の洋浦港は、2024年のコンテナ取扱量が前年比9・2%増となり、初めて200万TEU(20フィートコンテナ換算)を超えました。
4.黒竜江省で民族無形文化遺産列車が運行
中国鉄路ハルビン局集団は11日、同社初の民族無形文化遺産列車をハルビン-漠河間で運行しました。列車にはオロチョン族の無形文化遺産伝承者5人が乗車し、乗客にカバノキの皮に描く焼き絵「樺樹皮燙画」や面塑(しんこ細工)、刺しゅうなどを披露しました。黒竜江省の氷雪観光が加熱する中、ハルビン局集団は大興安嶺地区文化・体育・広電・旅遊局と連携して無形文化遺産伝承者を列車に招き、伝統民族工芸を紹介し、民族文化を広めています。
5.カラジュン草原の雪景色 新疆ウイグル自治区
中国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州特克斯(テケス)県に位置する喀拉峻(カラジュン)草原でこのほど雪が降り、一面の銀世界が広がりました。同草原は2013年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。