【新華社北京1月13日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、1月10~12日のニュースをお届けします。
1.中国西蔵自治区の地震被災地に支援続々
中国西蔵自治区日喀則(シガツェ)市定日(ティンリ)県で7日に起きたマグニチュード(M)6・8の地震を受け、現場に駆け付けた救援チームが人命と財産の保護に全力を尽くしています。医療従事者は懸命に負傷者をケアし、社会の各界から送られた支援物資は絶えず運び込まれています。避難所では暖かいテントが被災者を守り、思いやりの心と支援活動が人々の心を温めています。
2.中国の高齢者介護機関・施設、40万4千カ所に 民政部が発表
中国国務院新聞(報道)弁公室が9日開いた高齢者向けサービスの改革・発展深化の取り組みを紹介する記者会見で、民政部の唐承沛(とう・しょうはい)副部長は、全国の各種介護機関・施設の数は現時点で40万4千カ所に上ると明らかにしました。
3.「中国スマート製造」、米家電IT見本市で脚光
米ラスベガスで開催中の家電IT見本市「CES」では、人工知能(AI)技術を積極的に活用し「中国スマート製造」の科学技術力を高めている数々の中国企業が脚光を浴びています。
「CES」はテクノロジー分野の年始を飾る一大イベントで、国際的な家電業界のトレンドを示す「風向計」としても位置づけられています。
4.中国の国産旅客機「C919」、広州-三亜路線で商業運航開始
中国の国産大型旅客機「C919」が10日、中国南方航空CZ6744便として旅客112人を乗せ海南省三亜市の三亜鳳凰国際空港に着陸、商業運航を開始しました。中国南方航空がC919を広州(広東省)-三亜路線に投入するのは、今回が初めて。
5.中国「春運」期間の航空旅客輸送量、9千万人超見込む
中国民用航空局運輸司の徐青(じょ・せい)司長はこのほど開かれた記者会見で、今年の春節(旧正月)の特別輸送態勢「春運」期間(1月14日~2月22日)の航空旅客輸送量は9千万人を超えるとの見通しを示しました。今年は休日の追加、黒竜江省ハルビン市で2月7日に開幕するアジア冬季競技大会など大型イベントの開催など前向きな要因が多く、民間航空の旅客輸送量は過去最高を更新すると見込まれます。
6.中国・天津口岸発の中欧・中亜班列、24年は600本超す
中国天津新港北鉄道コンテナセンター駅で8日、同駅の今年最初の中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が出発しました。天津税関によると、2024年に天津口岸を出発した中欧班列と中国・中央アジアを結ぶ「中亜班列」は計600本を超え、積載貨物は6万TEU(20フィートコンテナ換算)に上っています。
7.カーボンファイバー採用地下鉄車両、山東省青島市で営業運行開始
中国山東省青島市で10日、青島地下鉄を運営する青島地鉄集団と中国中車(CRRC)傘下の中車青島四方機車車両(中車四方)が共同開発した車体や台車枠などに炭素繊維(カーボンファイバー)複合素材を採用した地下鉄車両「CETROVO 1・0炭星快軌」が、青島地下鉄1号線に投入され、正式に営業運行を開始しました。
車両の軽量化は走行時の省エネ化に直結します。走行時のエネルギー消費量を7%低減し、1編成当たり年間約130トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。