甘粛省酒泉市金塔県にある白水泉光電産業園。(2024年12月25日、ドローンから、酒泉=新華社記者/張睿)
【新華社蘭州1月10日】中国送電大手、国家電網傘下の国網甘粛省電力はこのほど、同省の発電設備容量が1日に1億キロワットを超え、1億40万キロワットに上ったと明らかにした。うち新エネルギー発電設備容量は6446万キロワットで設備容量全体の64・2%を占め、新エネルギーの重要な位置付けが一層鮮明になった。
同社によると、甘粛はエネルギーの種類が豊富で、発電方法の種類は火力発電、水力発電、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電などに及ぶ。第13次5カ年規画(十三五、2016~20年)末に比べ、火力発電の設備容量は約300万キロワット増加、水力発電はほぼ横ばいだった。新エネ発電は4100万キロワット近く増加して20年末の約2・7倍となり、新エネルギーの急速な発展が設備容量の増加を推進する主な要因となった。
24年の域外送電量は550億キロワット時を超える見通しで、送電先は全国25省・直轄市・自治区に広がっている。