中国の深遠海科学探査船「探索3号」、海南島で供用開始

中国の深遠海科学探査船「探索3号」、海南島で供用開始

新華社 | 2025-01-02 08:41:20

   12月29日、三亜で行われた深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」の供用セレモニー。(三亜=新華社記者/趙穎全)

   【新華社三亜1月2日】中国が独自に設計した初の深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」が12月29日、海南省三亜市にある三亜崖州湾科技城の南山港公共科学調査ふ頭に到着し、供用を開始した。

   海南省と三亜市が出資した同船は、深遠海科学探査や有人深海潜水、エンジニアリング作業、水中考古学調査などに従事する新型の多目的砕氷船で、全長約104メートル、満載排水量約1万トン、最大速度は16ノット。定員は80人で、航続距離は1万5千カイリ(約2万8千キロ)となる。

   三亜南山港公共科学調査ふ頭は2024年7月、中国初の公共科学調査ふ頭として試験接岸を開始。国内最大級の主要科学調査船が停泊できる。

   中国の深海・遠洋での潜水探査や総合的な作業能力は、探索3号の供用により一層向上し、「深海勇士号」「奮闘者号」など国産有人潜水艇、無人潜水艇の作業を支援していく。

   探索3号は、25年上半期(1~6月)に有人潜水艇「深海勇士号」を搭載して南中国海で通常の科学調査作業、深海設備の試験、深海考古学調査などの活動に従事し、下半期には深海の大洋で有人潜水作業を行う。(記者/趙穎全、羅江)

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12月29日、深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」。(三亜=新華社記者/趙穎全)

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   12月29日、深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」。(ドローンから、三亜=新華社配信/黎多江)

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   12月29日、深遠海多機能科学探査・文化財考古学調査船「探索3号」。(ドローンから、三亜=新華社配信/黎多江)

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