特産ヤマイモ「糯米山薬」の販路拡大に注力 浙江省文成県

特産ヤマイモ「糯米山薬」の販路拡大に注力 浙江省文成県

新華社 | 2024-12-29 16:22:00

文成県で収穫された糯米山薬。(温州=新華社配信)

  【新華社杭州12月29日】中国浙江省南部の山間部に位置する温州市文成県は、山地農業が盛んで「国家生態県」にも指定されている。ここ数年は特産のヤマイモ「糯米山薬」(もち米ヤマイモ)産業の品質や効率の向上、産業チェーン全体の構築に努めるとともに、知名度向上と販路拡大に力を入れ、地元の人々の暮らしを豊かにしている。

  2023年末時点の栽培面積は1万400ムー(約700ヘクタール)で、生産量は1万5800トン、生産額は1億3300万元(1元=約22円)、1ムー(約667平方メートル)当たりの生産額は1万2千元以上に上った。

文成県の糯米山薬畑。(ドローンから、温州=新華社配信)

  加工プロセスの産業チェーンをさらに拡張するため、同県は文成博海食品や文成味多多食品加工など原料調達や1次加工、精密加工を一手に担う中核企業6社を誘致・育成。痛みやすいヤマイモの貯蔵問題を解決するため1万トン以上を貯蔵できる1万2千立方メートルの冷凍庫を設置したほか、超低温冷凍技術も開発し、保存が可能な期間を12~18カ月に延ばした。

  省が指定する有機農園「安心菜園」を2カ所建設したほか、黄坦鎮や大嶨(だいかく)鎮を中心とする中核産業地帯も構築。関連産業の従事者は1400人を超えている。

文成県の糯米山薬栽培モデル拠点。(温州=新華社配信)

  農業と文化、観光の結合も販路拡大を一層後押ししている。県はここ数年、元末明初の政治家、劉基(りゅう・き)の古里をテーマに農村観光ルートを開発したほか、自然の中で農業体験を楽しむ「農家楽(アグリツーリズム)」や華僑が投資、経営する農村観光「僑家楽」、飲食店、宿泊施設などと共同で糯米山薬の特色料理を開発。グルメフェスティバルや薬膳品評会など農業関連のイベントも開き、販売促進につなげている。

文成博海食品の自動化生産ライン。(温州=新華社配信)

  同県の糯米山薬産業は、栽培から加工、流通、文化観光、科学技術支援、公共サービス、金融支援など多方面に及び、今年の関連産業の総生産額は第1次、第2次、第3次産業合わせて8億5千万元に上っている。

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