15日、ハルビン市の中央大街を散策する観光客。(ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
【新華社ハルビン12月26日】「氷の都」中国黒竜江省ハルビン市ではこのところ寒さが本格化し、ウインタースポーツや冬景色などを売りにした「氷雪観光」の人気がますます高まっている。
全長1450メートル、百年の歴史を持つ中央大街には、15世紀から19世紀の西洋建築の影響を色濃く残す建物が立ち並ぶ。通りにある糖葫芦(タンフールー、果実を使ったあめ菓子)やアイスクリーム、紅腸(赤ソーセージ)などを売る屋台は大盛況で、大勢の観光客らが次々とスマートフォンで支払いを済ませている。
15日、ハルビン市の中央大街で記念撮影をする観光客。(ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
冬のハルビンの人気イベント、ハルビン氷雪大世界(ハルビン氷祭り)は今年で第26回目を迎え、100万平方メートルの敷地に美しい氷像や迫力のあるアトラクションが観光客を出迎えている。
ハルビン市は、大手旅行サイト「馬蜂窩(マーフォンウオー)」がこのほど発表した「2024年冬旅行、人気観光地トップ10」で再び1位となった。
ハルビン市の中華バロック歴史文化街区で記念撮影をする観光客。(12月11日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
氷雪観光の人気の高まりがハルビンの「冷たい資源」を「熱い経済」に変えた。昨シーズンに同市を訪れた観光客は延べ8743万8千人、観光総収入は1248億9千万元(1元=約22円)と、いずれも過去最高を更新した。
黒竜江省文化・観光庁の担当者は「ハルビンでは来年2月に第9回アジア冬季競技大会が開催される。スポーツ観戦と観光を組み合わせて旅行をする訪問客のために、新たな楽しみ方をより多く提供したい」と述べた。(記者/孫暁宇)
15日、ハルビン市の中央大街で糖葫芦(タンフールー、果実を使ったあめ菓子)を買う観光客。(ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
ハルビン市の中華バロック歴史文化街区で菓子を買う人々。(12月11日撮影、ハルビン=新華社記者/孫暁宇)
15日、ハルビン市中央大街でアイスクリームを買う観光客。(ハルビン=新華社記者/孫暁宇)