自宅で英歌槌を回す練習をする荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
【新華社汕頭12月26日】中国広東省汕頭市潮陽区の貴嶼鎮玉窖村でこのほど、民俗行事が開催され、5歳の少女、荘恩琪(そう・おんき)ちゃんが地元の民間芸能「英歌舞」に用いる棒、英歌槌(つち)を手に太鼓のリズムに合わせて英歌隊と共に踊り、力強くリズミカルな動きで観客から盛大な拍手を浴びた。
恩琪ちゃんは代々英歌舞を伝える家に生まれた。祖父の荘壮標(そう・そうひょう)さんは英歌隊でほら貝を、父親の荘鎔強(そう・ようきょう)さんは太鼓を担当している。家庭環境のおかげで、恩琪ちゃんは幼い頃から英歌に強い関心を持ち、よく父親について練習場に行き練習してきたという。今年初め恩琪ちゃんの短い動画がSNSにアップされると、軽やかで力強い英歌の演技が多くのネットユーザーから注目され人気を集めた。
英歌は同省潮汕地方の伝統的な民俗舞踊で、演劇や舞踊、武術などの要素を融合させている。迫力ある演技により「中華戦舞」とも呼ばれ、2006年に第1次国家級無形文化遺産に登録された。
沿道で、練り歩く貴嶼鎮後望村英歌隊と共に踊る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
父親(右)、祖父(左)と自宅前で記念撮影する荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
祖父と父親の指導を受けながら英歌を踊る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
化粧を施してもらう荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
活動開始前に父親の化粧を見守る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
父親のフェースパウダーを吹き払う荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/盧漢欣)
活動開始前に父親の化粧を見守る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/毛思倩)
2008年に英歌隊に参加した時の祖父の集合写真を、父親に抱かれながら見入る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/毛思倩)
特製の衣装を着て村で英歌を踊る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/毛思倩)
沿道で、練り歩く貴嶼鎮後望村英歌隊と共に踊る荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/毛思倩)
家族と英歌を練習する荘恩琪ちゃん。(12月9日撮影、汕頭=新華社記者/毛思倩)