出入境検査を受ける観光客。(ハルビン=新華社配信)
【新華社ハルビン12月25日】第9回アジア冬季競技大会の開催まで残り1カ月余りとなった中国黒竜江省のハルビン太平国際空港でこのほど、今年の出入境旅客数が延べ50万人の大台を突破した。
240時間のトランジットビザ免除措置の実施や氷雪観光の人気上昇が追い風となり、同省の冬季インバウンド観光は引き続き加熱している。ハルビン出入境辺防検査ステーション(出入境検査所)によると、年初から今月19日までに同空港口岸を利用した旅客数は50万人を突破し、前年同期の2・8倍となった。うち外国人は同2・8倍の13万6千人を記録した。
ハルビン太平国際空港口岸は、2025年2月7~14日に開催されるアジア冬季大会の公式出入境口岸で、間もなく34の国と地域の選手と世界各地から訪れる観光客を迎える。ハルビン出入境辺防検査ステーションは、25年1~3月の同口岸利用旅客数が高水準を維持すると予測している。
同ステーション検査処の王雪東(おう・せつとう)処長は、「便利で効率的、スムーズな出入境検査を実現するため、テクノロジーの導入を強化して、フライトと旅客の動向を正確に把握し、警備を効果的に配置して手続きを最適化することで、旅客の体験や満足度を高め、開放的で友好的なハルビンのイメージを築きたい」と語った。