【新華社北京12月25日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、12月24日のニュースをお届けします。
1.中国外交部、フィリピンに中距離ミサイルの撤去求める
中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は23日の記者会見で、フィリピン軍が米国から中距離ミサイルシステム「タイフォン」を購入する計画を発表したことに、中国はタイフォンの配備に断固反対する立場を繰り返し表明してきたとし、フィリピンに対して誤った行為を早急に是正し、これまでの約束に基づきタイフォンを速やかに撤去するよう改めて求めました。
2.中国西部地域最大規模の高速鉄道ハブ駅、重慶東駅の建設急ピッチ
中国重慶市で建設が進む西部地域最大規模の高速鉄道ハブ駅、重慶東駅は現在、駅舎および付属総合交通ターミナルの建設工事が急ピッチで順調に進んでいます。
同駅の建設工事は完成後、渝湘(ゆしょう)高速鉄道(重慶-湖南省長沙)や渝万高速鉄道(重慶市街-万州区)、渝貴高速鉄道(重慶-貴州省貴陽)、渝昆高速鉄道(重慶-雲南省昆明)など多くの路線が乗り入れ、高速鉄道を中心に軌道交通やバス、商業・オフィス施設などを一体化した付属総合交通ターミナルを形成します。
3.新疆ウイグル自治区の第1回天山文学賞、授賞式開催
中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で20日夜、第1回天山文学賞の授賞式が行われ、「人民芸術家」の称号を持つ文学者の王蒙(おう・もう)氏が「天山文学賞・傑出貢献賞」を受賞しました。
新疆は今年、同自治区文学分野における最高賞、天山文学賞を創設、10月に選考を開始しました。10月31日に応募が締め切られ、同賞の選考事務局による予備審査を経て、計185作品を発表。最終的に受賞5作品と、ノミネート5作品が選ばれました。
4.中国健康発展指数、地域別首位は上海 報告書発表
中国の海南健康発展研究院や北京大学中国衛生発展研究センターなど、10余りの科学研究機関が2年がかりで完成させた「2024健康発展指数研究報告書」が20日、海南省海口市で発表されました。
この指数は、健康発展の過程と健康状態を複合的な尺度で測定・分析したもので、全国31省(自治区・直轄市)の数値は100~67・5と開きがありました。うち上海市、北京市、江蘇省などが高かったです。
5.世界遺産「北京中軸線」先農壇内の慶成宮が一般公開
中国北京の中心部を南北に貫く中軸線の西側にある先農壇を構成する慶成宮古建築群が21日、初めて一般公開されました。
慶成宮にはかつて、民家が無秩序に建っていた時期もありましたが、2023年以来、「北京中軸線」の世界遺産登録へ向けた保護活動の下、北京市の関連部門は同宮の文化遺産区域の建物の明け渡しや、区域外の建築物の取り壊し、古建築に描かれた絵画の保護、文化財の修繕や展示レイアウトなどを進め、560年以上の歴史を持つ古建築群の景観がよみがえりました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。