【新華社北京12月23日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、12月20~22日のニュースをお届けします。
1.中国外交部、米国の台湾武器売却決定に「強烈な非難と断固たる反対」
中国外交部の報道官は22日、米ホワイトハウスが21日に台湾地区への5億7130万ドル(1ドル=約156円)の軍事支援を発表し、国務省が既に2億9500万ドルの武器売却を決めたことに、強い不満と断固たる反対を表明しました。
2.中国の科学者、「嫦娥6号」試料から月裏側の磁場データを取得
月はかつて強力な磁場を持っていたとされます。中国の科学者は月探査機「嫦娥(じょうが)6号」が持ち帰った試料の研究を通じ、月面裏側の「古月磁場」のデータを初めて取得しました。磁場の中・後期の進化に関するデータの空白を埋めました。
中国科学院の研究チームが、嫦娥6号が今年6月に持ち帰った試料から得た約28億年前の月の裏側の磁場のデータを分析しました。磁場の進化を研究し、月の磁場メカニズムの謎を解明する重要な手がかりをもたらしました。研究成果は20日、国際学術誌ネイチャー電子版に掲載されました。
3.中国の秋収穫食糧買い付け、1日200万トン超す
年末が近づき、秋収穫食糧の買い付けはピークを迎えています。中国国家食糧・物資備蓄局の18日の発表によると、各種食糧企業の買付規模は1億6千万トンを超え、前年同期より約10%増加しました。1日当たりは200万トン以上で、前年同期を上回りました。
4.中国ネット文学の海外進出加速、23年の海外売上高7・1%増
中国音像・デジタル出版協会がこのほど発表した2024年版の「中国ネット文学海外進出動向報告書」によると、中国ネット文学産業の2023年の海外市場における売上高は前年比7・1%増の43億5千万元(1元=約22円)でした。中国ネット文学の海外進出は加速しつつあり、人工知能(AI)やAI翻訳は今後、ネット文学の海外進出を支えると期待されています。
5.中国の生活関連サービス大手・美団、UAEでドローン配送の商業運用ライセンス取得
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ民間航空局(DCAA)は17日、中国生活関連サービス大手の美団に対し、同国初となる目視外飛行(BVLOS)でのドローン配送の商業運用ライセンスを授与しました。
6.松花江のほとりに巨大雪だるま再び登場 黒竜江省ハルビン市
中国黒竜江省ハルビン市を流れる松花江のほとりに17日、巨大雪だるまが再び登場しました。
7.シェア菜園、中国の都市住民に人気の新たな余暇の選択肢に
中国のネット上ではこのところ、「シェア菜園」がたびたび話題に上り、「週末はシェア菜園で野菜を育てよう」などと、休日は畑で自然の息吹に触れることを選ぶ都会の若者がますます増えています。
シェア菜園では、個人や団体が年間数百~1万元(1元=約21円)ほどの価格で土地を貸し出し、技術的な支援を提供します。借り主は日々の栽培や世話を引き受け、その土地で生産された農産物を手に入れます。「農家楽(アグリツーリズム)」の日帰り体験とは異なり、シェア菜園は、種まきから耕作、草むしり、収穫まで一通りの農作業を体験できます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。