【新華社ウルムチ12月23日】中国石油天然気(ペトロチャイナ)傘下の中国石油塔里木(タリム)油田はこのほど、今年申請したグリーン電力証書が累計100万枚を超え、販売数は30万8440枚となり、グリーン電力の生産と証書取引が大幅に増加したと発表した。
グリーン電力証書は再生可能エネルギー発電を証明する「電子身分証」で、中国で唯一となる、再エネ電力の環境属性を示す証明であり、再エネ電力の生産・消費を認定する証明となっている。
同油田はここ数年、新エネルギー拠点の建設を加速させ、新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州の尉犁(ロプノール)県と且末(チャルチャン)県、カシュガル地区の葉城(カルギリク)県と伽師(ファイザバード)県などの太陽光発電事業(合計設備容量130万キロワット)を完成、稼働させた。
タリム油田の集中型太陽光発電電力量は累計13億6千万キロワット時に達し、標準炭換算で40万7千トンに相当し、二酸化炭素(CO2)排出量105万9千トンの削減を意味する。同油田は、自治区南部地域のエネルギー供給保障と経済成長に「グリーン」な原動力を供給している。