「黒神話：悟空」国際的ゲーム賞受賞に祝意　中国外交部

   【新華社北京１２月１９日】中国外交部の林剣（りん・けん）報道官は１８日の記者会見で、先週末に開催された世界最大級のゲーム表彰式典「ゲームアワード２０２４」で中国の「黒神話：悟空」が最優秀アクションゲーム賞などを受賞したことに関し、受賞に祝意を示すとともに、各国の友人たちが中国を訪れ、文化作品を体験し、魅力を実感することを歓迎すると表明した。

   林氏は次のように述べた。われわれは「黒神話：悟空」の受賞に祝意を表す。４００年以上前の中国の神話小説「西遊記」がデジタル技術の力を借り、世界中のプレーヤーの心をつかんだことを大変うれしく思う。

   東方の美学が現代のテクノロジーと出合い、伝統文化が新興産業と融合する中で、中国のドラマ作品がタイや日本、米国などで大ヒットし、世界中の視聴者から続編を切望する声が多く届く。中国のネット文学が大英図書館に収蔵され、世界中の読者をとりこにしている。中国のゲームがインターネットを席巻し、皆さんに中国の伝統文化を探る扉を開き、世界中のプレーヤーの感動を呼び起こし、異なる文明が相互に歩み寄る契機を作り出している。

   「中国風」が世界に広がることで、多くの外国の友人たちが中国を訪れるようになった。外国のファンが山西省晋城の玉皇廟や同省朔州の応県木塔、浙江省杭州の霊隠寺、重慶の大足石刻など「黒神話：悟空」に登場した名所を訪れ、「陝北説書」（陝西省北部の語り芸）を楽しみ、西遊記を追体験し、リアル「天命人」（「黒神話：悟空」の主人公）になろうとしている。

   私たちは、各国の友人たちが中国を訪れて、文化作品を体験し、その魅力を実感して、彼ら自身の「東方への旅」を書き記すことを歓迎する。