中国初の外資独資3級総合病院に業務許可 天津市

中国初の外資独資3級総合病院に業務許可 天津市

新華社 | 2024-12-18 15:38:22

16日、天津鵬瑞利医院の外観。(ドローンから、天津=新華社記者/李然)

  【新華社天津12月18日】中国天津市は16日、外資独資の鵬瑞利総合医院(天津鵬瑞利医院)に対し、医療レベルが最も高い3級総合病院の医療機関業務許可証を発行し、同病院は国内初の外資独資3級総合医院となった。

  中国国家衛生健康委員会、商務部、国家中医薬管理局、国家疾病予防制御局の4部門は11月末、「外資独資病院の拡大開放試行事業計画」を発表した。この前、関係部門も北京市や天津市、上海市などで外資独資病院の設立を許可していた(中国伝統医学系病院の設立、公立病院の合併・買収は除く)。

16日、天津鵬瑞利医院で医療設備を検査するスタッフ。(天津=新華社記者/李然)

  天津鵬瑞利医院はシンガポールの総合不動産・ヘルスケア企業、鵬瑞利グループが約10億元(1元=約21円)を投資して建設した。病床数は500床で骨科(整形外科)や眼科、耳鼻咽喉科などの専門科を備えるほか、国際部を設置し、京津冀(北京・天津・河北2市1省)地域の優位性を活用してサービスの範囲を拡大していく。

  鵬瑞利集団の董事長兼最高経営責任者(CEO)の潘錫源(はん・しゃくげん)氏は、「われわれは中国の医療・健康市場の将来性に自信を持っている。外資と地元病院の交流・協力を積極的に推進し、海外の医療専門家や医療技術の導入を強化して政府の公共医療サービスを補完していく」と述べた。

16日、天津鵬瑞利医院のセルフサービスエリア。(天津=新華社記者/李然)

16日、天津鵬瑞利医院の廊下を巡回するスタッフ。(天津=新華社記者/李然)

16日、天津鵬瑞利医院の診察室でパソコンを調整するスタッフ。(天津=新華社記者/李然)

16日、天津市政務サービスセンターで天津鵬瑞利医院の医療機関業務許可証を制作するスタッフ。(天津=新華社記者/李然)

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