ハンガリーの中国人観光客、１～１０月ほぼ倍増

   【新華社ブダペスト１２月１４日】ハンガリー国民経済省はこのほど、今年１～１０月の中国人観光客数が前年同期比２倍近くに増え、１８万３千人に上ったと明らかにした。宿泊施設が記録した中国人の延べ宿泊者数は７５％増の４４万１千人泊だった。

   同省によると、中国人観光客の増加にはさまざまな要因がある。ハンガリーが２０２３年、中国が海外への団体旅行を試験的に再開した最初の国の一つとなったことはその一つと言える。ハンガリー観光局のマーケティング・広報活動も一助となった。

   中国・ハンガリー間の直行便の増加も中国人観光客の急増を促した。北京、上海、広州など中国の７主要都市とブダペストの間では現在、週２１便の直行便が飛んでいる。

   マルトン・ナジ国家経済相はこのほど、航空便の増加に対応するため、ブダペストのリスト・フェレンツ国際空港で３番目のターミナルビル建設を始めたと発表した。同空港の旅客数は２４年に延べ１８００万人、３０年に２千万人に達すると見込まれる。