西蔵自治区チャムド市の八宿10万キロワット風力発電事業。(10月22日、ドローンから、昌都=新華社配信/宋先吉)
【新華社ラサ12月13日】中国西蔵(シーザン)自治区昌都(チャムド)市にある世界一標高の高い風力発電プロジェクト、八宿10万キロワット風力発電事業の系統接続後累計発電量が10日午前8時までに、2242万キロワット時になった。
同事業は電力大手、中国大唐集団傘下の大唐西蔵能源開発などが投資、建設した。風車のブレードの中心部に位置する機械室(ナセル)の標高は最高5305メートルで、中国および世界の風力発電事業の最高記録を更新した。1基5メガワットの風力発電ユニット20基からなり、年間に2億2300万キロワット時のクリーン電力を生産し、約23万人の年間生活用電力を供給できる。事業は高度なスマート化を実現し、20基の運転・メンテナンスに必要な人員はわずか8~10人となっている。