新疆ウイグル自治区ウルムチ市のウルムチ駅で、氷雪観光列車「中国雪都・アルタイ号」が停車するホームを歩く人たち。(2023年12月28日撮影、ウルムチ=新華社記者/郝建偉)
【新華社ウルムチ12月4日】中国で氷雪観光の目的地として人気を集める新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州アルタイ地区では11月から、各スキー場が次々と営業を開始し、ウインタースポーツ客を受け入れている。
同地区は豊富な氷雪資源に恵まれ、将軍山国際スキーリゾート、可可托海国際スキーリゾート、吉克普林国際スキー場、青格里狼山国際スキー場を擁しており、今年は延べ4千万人の観光客が訪れると見込まれている。
今季のウインタースポーツ客の移動手段を確保するため、同地区は既存の航空路線に加え、武漢(湖北省)、杭州(浙江省)、深圳(広東省)など自治区外の13都市との直行便路線を開設し、国内観光客がおおむね当日中に到着できるようになった。区都ウルムチを結ぶ観光列車「中国雪都・アルタイ号」は今年も運行され、自治区内の観光客は出発翌日の到着できる。喀納斯(カナス)風景区の禾木(クム)村へとつながる阿禾風景区道路が今年、全線開通して年間を通じた通行が可能となり、各県を結ぶ高速道路が基本的に接続された。
2023~24年の氷雪観光シーズンに同地区が受け入れた観光客数は、延べ1281万人を超え、観光収入は115億3千万元(1元=約21円)に上った。(記者/郝玉)