【新華社北京12月3日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、12月2日のニュースをお届けします。
1.貴州省黎平県でトン族の新年を祝う行事
中国貴州省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州黎平県で11月29日~12月3日、「侗年」(トン族の新年)を祝う行事が行われ、観光客や地元住民がにぎやかな雰囲気を楽しんでいます。侗年は2011年、国家級無形文化遺産に登録されました。
2.無人配送車両が切り開く、物流の新たなページ 浙江省嘉興市
中国浙江省嘉興市南湖区では今年8月から、中国郵政速逓物流(EMS)の無人配送車両によるスマート物流配送が本格的に導入されています。車両は物流センターと区内の各配送拠点を結ぶルートを往復し、最高時速40キロ、1回の充電で走行できる距離は約140キロとなります。1台当たり1日3、4回配送します。
3.タケノコ産業が経済の発展後押し 湖南省桃江県
中国湖南省益陽市桃江県は、タケノコの栽培・加工を伝統的な特色産業としており、県内に115万ムーの竹林があります。ここ数年は豊かな竹林資源を生かし、タケノコ加工の高付加価値化を推進。タケノコ加工企業を30社余り育成し、産業全体の年間生産額は38億元に上ります。
4.街路樹がセーターを着用 浙江省杭州市
中国浙江省杭州市の西湖畔に延びる呉山路でこのほど、街路樹にセーターが着せられました。防寒のための装いは街に彩りを添え、通行人らを楽しませています。
5.太極拳の聖地・武当山 湖北省
太極拳は内面と外面の修練を高め、剛と柔を調和させる中国の拳法で、中国伝統文化の結晶とされます。武当太極拳は、文化的根底の深さから多くの武術愛好家を引き付けました。世界では現在、150カ国・地域の1億人を超える人々が太極拳を学び、80カ国・地域に太極拳団体が設立されています。武当武術協会は世界各地に34の海外支部を設立しており、毎年約3万人の外国人が武芸を磨くために武当山を訪れています。
6.チャルハン塩湖の冬景色 青海省
中国青海省海西モンゴル・チベット族自治州ゴルムド市の察爾汗(チャルハン)塩湖は初冬を迎え、湖水と空の色が一色に溶け合う美しい風景が広がっています。同塩湖はツァイダム盆地にある中国最大の塩湖で、国内で重要なカリ肥料の生産拠点、塩湖産業の拠点でもあります。面積は5856平方キロで、各種塩資源の総埋蔵量は600億トンに上り、「無機塩の宝庫」と呼ばれています。
7.雲南省昆明市にユリカモメ飛来
中国雲南省昆明市でこのところ、多くのユリカモメが観光客らを楽しませています。市内には海埂公園や海洪湿地、宝豊湿地、翠湖などの観察スポットがあります。昆明鳥類協会によると、市内に3万羽以上が到着しており、10日ごろに飛来のピークを迎えます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。