【新華社ハルビン11月25日】中国黒竜江省ハルビン市のハルビン駅から同省尚志市の亜布力(ヤブリ)南駅へ向かう列車K5197便が22日午前8時、雪が舞う中、今シーズン初めての運行を開始した。
22日、今シーズン初めて運行する列車K5197便。(ハルビン=新華社記者/沈易瑾)
亜布力南駅に隣接する亜布力スキー観光リゾートは国家4A級(上から2番目)の観光名所で、ハルビン市街地の東南約200キロに位置する。恵まれた自然条件から、毎年冬になると多くのスキー愛好家が訪れる。
列車の中は春のような暖かさだが、窓の外には雪に覆われた田畑や村落が広がり、遠くには連なる山々が見え隠れする。乗客は思わずスマートフォンを取り出し、雪国の風景を写真に収めている。車内に設けられた文化コーナーには地元の観光案内や手書きの絵はがきの他、開幕を控えたアジア冬季競技大会のマスコットをプリントした時刻表やメモ帳、スタンプなどが並べられ、大会の機運醸成に一役買っている。
22日、亜布力スキー観光リゾートの景色。(ハルビン=新華社記者/沈易瑾)
20日、亜布力スキー観光リゾートでスキーを楽しむ観光客。(ハルビン=新華社記者/沈易瑾)
鉄道部門の統計によると、11月上旬から翌年3月中旬は観光客の鉄道旅行のピーク期でもある。亜布力西駅では期間中、1日の平均利用客数が2千人を超える日が70日以上あるという。(記者/楊思琪、沈易瑾)