中国・タイマングローブ林保護モデル区、タイ・パンガー県で設立

中国・タイマングローブ林保護モデル区、タイ・パンガー県で設立

新華社 | 2024-11-25 09:09:41

   【新華社バンコク11月25日】タイ南部のパンガー県で20、21両日、中国とタイのマングローブ林生態保護に関する活動が行われ、両国の自然資源、海洋部門の代表者60人余りが参加した。

   20日、タイ・パンガー湾国立公園で取材に応じる同国の海洋・海岸資源局マングローブ第三研究発展センターのオンニチャ主任。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)

   両国の代表がパンガー湾国立公園で中国・タイマングローブ林共同保護モデル区設立の除幕式を行った。パンガー湾沿岸に位置する面積311ヘクタールのモデル区では、両国海洋部門がマングローブ林の脆弱(ぜいじゃく)性評価や生態系修復のギャップ分析、自然教育、マングローブ林の植林などを実施して、恒常的な協力体制を確立し、マングローブ林の保護や修復で深い協力と交流を展開する。

   マングローブ林は海水の浄化や防風、消波、炭素の固定化と貯蔵、生物多様性の維持と保全などの面で重要な役割を担う。同国立公園はタイ国内で規模が大きく、保存状態が良好なマングローブ林生育区域の一つである一方、ここ数年は保護が課題にもなっていた。

   タイ海洋・海岸資源局マングローブ林第三研究発展センターのオンニチャ主任は、同国がここ数年マングローブ林の保護を強化しているものの、依然多くの課題に直面しており、中国が持つマングローブ林の保護と修復技術の豊富な経験から学ぶことができると強調。地元の政府や地域社会は中国による支援と協力に心から感謝しており、今後より多くの分野で協力が進むことを期待していると述べた。

   中国自然資源部第一海洋研究所の叢柏林(そう・はくりん)副研究員は、両国が深い協力を通じて政策の立案や技術開発、人材育成など多くの面で連携を強化し、マングローブ林の保護と修復を共同で推進していくと述べた。

   20日、タイ・パンガー湾国立公園でマングローブを植樹する生徒ら。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)

   20日、タイ・パンガー湾国立公園で、中国・タイマングローブ共同保護モデル区設立の除幕式に参加した両国の代表者。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)

   20日、タイ・パンガー湾国立公園で取材に応じる中国自然資源部第一海洋研究所の叢柏林副研究員。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)


   20日、タイ・パンガー湾国立公園でマングローブを植樹する生徒ら。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)

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