【新華社広州11月18日】中国が独自に設計、建造した初の大洋掘削探査船「夢想号」の供用セレモニーが17日、広東省広州市で行われ、習近平(しゅう・きんぺい)中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が祝賀メッセージを寄せた。
習近平氏は次のように指摘した。夢想号が試験航海に成功し、供用を開始したことは、わが国が深海への進出、深海の探査、深海の開発において重要な一歩を踏み出したことを示している。海洋強国と科学技術強国の建設で収めた新たな重大成果である。皆は新型挙国体制の優位性を発揮し、開拓と革新、団結と協力、難関を突破して困難を克服し、勇敢に高みを目指す精神を発揚し、多くの世界レベルの技術的難題を解決し、新時代の中国科学技術者の自信と自強、使命と責任感を十分に示した。
習近平氏は次のように強調した。皆がさらに努力を重ね、この重要な科学技術装置をしっかりと運用するとともに、海洋科学技術イノベーションを強め、国際海洋協力を開拓し、中国式現代化と人類運命共同体構築の推進に一層大きな貢献をすることを希望する。
夢想号の供用セレモニーには何立峰(か・りつほう)共産党中央政治局委員・国務院副総理が出席。習近平氏の祝賀メッセージを読み上げ、供用開始を宣言し、あいさつした。