【新華社北京11月18日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、11月15~17日のニュースをお届けします。
1.パンダのつがい、豪動物園から中国に帰国
オーストラリアのアデレード動物園で暮らしていたジャイアントパンダの「網網(ワンワン)」と「福妮(フーニー)」が15日、中国に向け出発しました。2009年に同園に到着した2頭は、南半球で暮らす唯一のつがいでした。
2.中国、宇宙貨物船「天舟8号」の打ち上げに成功
中国は15日午後11時13分(日本時間16日午前0時13分)、宇宙貨物船「天舟8号」を搭載した運搬ロケット「長征7号遥9」を海南省の文昌宇宙発射場から打ち上げました。約10分後、「天舟8号」はロケットから切り離されて予定の軌道に入り、ソーラーパネルが順調に作動、打ち上げは成功しました。
3.中国の科学者、AIに基づく中国伝統医学と西洋医学による腫瘍の予防・治療法創出
中国の清華大学テニュア教授で北京市中医薬学際研究所所長、ヨーロッパ科学芸術アカデミー会員の李梢(り・そう)氏率いるチームは、20年以上の研究を経て初の人工知能(AI)に基づく中国伝統医学と西洋医学を用いた新たな腫瘍予防・治療法AI-TWMを編み出し、胃がんの早期予防と治療で良好な実証および応用結果を得ました。
腫瘍の予防・治療方法論におけるこの重要な成果は、腫瘍の早期予防・治療の研究と伝統医学研究に新たな視点を提供し、このほど米国がん学会(AACR)の査読付き医学雑誌「Cancer Discovery」に掲載されました。
4.ハイテクが生み出す無人農場、中国の農村振興を後押し
中国と世界の農業は、農村労働力の高齢化や女性化、副業化の傾向が強まる中で「誰が、どのように担うか」という共通の課題に直面しています。中国では現在、スマート化、自動化、デジタル化に代表される農業生産の情報化率が既に27%を超え、スマート化が農業発展の各分野、各プロセスに浸透しています。
5.第26回中国国際ハイテク成果交易会、深圳で開催
中国広東省の深圳国際会展中心(宝安)で14~16日、第26回中国国際ハイテク成果交易会が開催されました。100以上の国と地域から5千社余りの企業と国際機構が出展し、4300を超える新たな技術や製品、成果が披露されました。
6.中国国際航空、ワイドボディ―旅客機「C929」の世界初ユーザーに
中国の国有航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)は12日、開発を進めるワイドボディ―旅客機「C929」について、中国国際航空と枠組み協定を締結しました。中国国際航空はC929のローンチカスタマー(最初の発注者)となります。C929は座席数が280席、航続距離は1万2千キロを予定しています。
7.国際貨物列車「中欧班列」、運行本数10万本に
中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数が15日、累計10万本に達しました。国有鉄道会社の中国国家鉄路集団によると、輸送した貨物の量は1100万TEU(20フィートコンテナ換算)を超え、貨物価格は4200億ドル(1ドル=約155円)以上に上っています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。