【新華社ウルムチ11月18日】中国とカザフスタン国境に位置するコルガス口岸(通関地)は現在、中国最大の自動車輸出陸上ルートとなっており、連日多くの商品車が通関手続きを経て中央アジアやヨーロッパ市場へ向かっている。自動車輸出量の急増は、地域経済の発展を促進するとともに、多くの住民に新たな雇用機会をもたらしている。
コルガス税関によると、今年1~8月、同口岸経由で輸出された自動車は前年同期比45・2%増の23万8千台に上り、輸出増に伴って「シャトルドライバー」という新しい職種が注目を集めている。シャトルドライバーは、コルガス口岸からカザフスタン側の指定エリアまで自走し、車両を顧客に届けるのが仕事。従来のキャリアカーで5~8台の乗用車を積載する方法と比べ、自走により輸送する方式はより機動的で効率がよく低コストのため、輸出企業に支持されている。(記者/張嘯誠)