【新華社ハーグ11月14日】第7回中国国際輸入博覧会が10日まで6日間、中国上海市で開催された。国際会計事務所大手のKPMGアジア太平洋地域とKPMG中国の会長を務める陶匡淳(ホンソン・トー)氏はこのほど、新華社の書面インタビューに応じ、中国の大市場が各方面に重要な発展チャンスを提供しており、輸入博は中国市場の活力と世界の期待を深く結び付けたと語った。
同氏は、輸入博が中国経済の活力と強靭(きょうじん)性を示すだけでなく、中国式の現代化を着実に進める自信と決意を際立たせ、開放と協力を拡大する姿勢を生き生きと映し出しているとした。
輸入博は各国企業の中国市場参入に絶好の場を提供し、中国の大市場が世界にとって大きなチャンスとなり、経済のグローバル化を継続的に推進している現れであるとも述べた。世界の最先端の製品が輸入博で初披露され、中国の大市場を分かち合い、新たなチャンスを共に作り出すことは国際協力の新たな模範になっているとした。
さらに、輸入博は各方面が利益を享受する国際協力プラットフォームであり、KPMGが多くの企業と緊密な協力関係を築き、世界の課題に共に対処することを助け、中国市場の発展と国際企業の交流の懸け橋になっていると指摘。KPMG中国は輸入博の「常連」として、今回は「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能(AI)などの分野のイノベーション成果を展示すると紹介した。
今後については、中国経済が十分な活力と強靭性を維持し、世界経済の成長に大きな原動力を与え、世界の貿易と投資の発展に広い余地をもたらしているとの見解を示した。中国は依然として外資企業の重要な投資先であり、国際社会は中国市場に十分な自信を持っているとし、中国の貿易、製造業投資、インフラ建設などの分野の好調さは世界経済の回復に重要な役割を果たしていると述べた。
さらに、中国の新エネルギー製品、サービス、技術の輸出は急速に拡大しており、科学技術の進歩と産業の変革は中国企業の発展に新たな原動力を与えていると評価した。