【新華社北京11月12日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、11月11日のニュースをお届けします。
1.中国外交部、黄岩島の領海基線は「国際法と国際慣例に合致」
中国外交部の報道官は10日、中国政府が南中国海・黄岩島の領海基点と基線を発表したことに関し、基線の画定と発表は国際法と国際慣例に合致していると表明しました。
報道官は次のように述べました。黄岩島は中国固有の領土です。中国政府は国連海洋法条約などの国際法と中国の領海・接続水域法に基づき、黄岩島の領海基線を画定し、発表しました。中国政府が法に基づき海洋管理を強化する正常な措置であり、国際法と国際慣例に合致しています。
2.中国の流出文化財56点、イタリアから返還
中国国家文物局は9日、国内から流出した文化財56点がこのほど、イタリアから返還されたと発表しました。
イタリアの軍警察「カラビニエリ」が2022年10月と今年4月、中国のものと思われる文化財をそれぞれ3点と53点押収したと中国側に通知し、国家文物局が専門家の鑑定と法的な検討評価に基づいて詳細な鑑定意見と法的根拠報告書をイタリア側に提供。外交ルートを通じてイタリア政府に返還を要請し、イタリア側が返還に応じました。
3.中国メーカー、タイで電動ピックアップトラック初発売
中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団は10月29日、タイの首都バンコクで傘下の電動ピックアップトラックブランド「雷達(RADAR)」の新車発表会を行いました。同ブランドはタイに進出した中国初の電動ピックアップトラックであり、タイで初めて発売される電動ピックアップトラックとなりました。
4.中国の国産大型旅客機「C919」、マカオに初登場
中国の国産大型旅客機「C919」が7日、中国国際航空CA088便としてマカオ国際空港に着陸し、放水アーチで歓迎されました。
今回は機体納入後初めての飛行で、同型機のマカオ入りも初。第13回マカオビジネス航空展(8~10日)に参加し、空港内で公開されました。
5.シールドマシン「永慶号」が完成 湖南省長沙市
中国湖南省長沙市で9日、交通インフラ大手、中国鉄建傘下の中鉄十一局集団と建設機械大手の中国鉄建重工集団が共同で開発したシールドマシン(掘削機)「永慶号」が完成しました。
この専用のシールドマシンは今後、広東省広州市に輸送され、広州駅と広州南駅を結ぶ広南連絡線の建設工事で使用されます。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。