【新華社上海11月11日】第7回中国国際輸入博覧会が10日まで6日間、中国上海市で開催された。輸入博に出席した世界貿易機関(WTO)のチーフエコノミスト、ラルフ・オッサ氏は、輸入博が輸入に焦点を当てていることは重要な経済的意義があるとし、中国は依然として世界貿易の成長をけん引する力であると評価した。
オッサ氏は今回、初めて輸入博に参加した。同博覧会が輸入に着目している点をうれしく思うと「初印象」を語り、マクロ経済の観点からすれば、大多数の国は収益と貿易を考える時、輸出により関心を寄せるが、貿易の真のメリットは輸入から得られるため、「私は輸入博の注目点に賛同する」と述べた。
貿易は中国経済を発展させ、中国は貿易を通じて国内の経済発展を促進し、貿易によって国内の改革を推進したと強調。貧困対策で素晴らしい成績を収め、社会の繁栄を実現させ、多くの発展途上国の模範となっており、「中国が依然として世界貿易の成長をけん引する力で、中国と世界はこの恩恵を受けている」とも指摘した。