5日、報告書「手を携えて質の高い発展を促進、アジア太平洋運命共同体を共に構築」。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社リマ11月10日】新華社国家ハイエンドシンクタンクは8日、ペルーのリマで「手を携えて質の高い発展を促進、アジア太平洋運命共同体を共に構築」と題したシンクタンク報告書を発表し、未来に向かうアジア太平洋経済協力会議(APEC)の成果と中国の行動を世界に紹介した。
報告書は「発展にフォーカス:世界が注目する『アジア太平洋の奇跡』を共に創造」「課題に対処:時代の重責を担い、苦難と闘う」「輝きの継承:共創と共有の中で共に繁栄」の3部分からなる。
第31回アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議がまもなくペルー・リマで始まる。APECはアジア太平洋地域の重要な経済協力プラットフォームで、各方面はアジア太平洋地域が引き続きエンジンの役割を果たし、世界の経済成長をけん引することを期待している。
報告書は中国について、アジア太平洋地域協力の積極的な提唱者、推進者、発揚者で、アジア太平洋地域の重要な経済体としてAPEC協力に一貫して積極的に参加し、経済協力の中で推進装置としての役割を持続的に果たしてきたと指摘。多国間主義を提唱し、開かれた地域主義を続ける中国の理念と提案はAPEC加盟国・地域の幅広い賛同を得てきたとした。
開放と包摂、革新と成長、相互接続、ウィンウィン協力によるアジア太平洋運命共同体の構築は大勢の赴くところで、APEC加盟国・地域が共に目標にすべきだとし、各加盟国・地域に対して協力の初心を守り、APECの精神を共に提唱し、手を携えて地域の質の高い発展を促進し、人類運命共同体の構築を推進するよう呼びかけた。
新華社国家ハイエンドシンクタンクは、中国の国家ハイエンドシンクタンクの中で唯一のメディア型シンクタンクで、公共政策と国際政策の研究に重点を置く。ここ数年は国内外の重要な問題を巡り先見的、戦略的、予備的な研究を行い、幅広い影響力を持つ多くの研究成果を生み出している。
今回の報告書は、2024年中国・ペルー「一帯一路」共同建設実務協力テーマ年次会議で発表された。年次会議は新華社傘下の中国経済情報社とペルーのアンデス通信が共同で開催。両国の政財界、シンクタンク、メディアの代表100人余りが出席した。
5日、報告書「手を携えて質の高い発展を促進、アジア太平洋運命共同体を共に構築」。(北京=新華社記者/李賀)
8日、2024年中国・ペルー「一帯一路」共同建設実務協力テーマ年次会議で、報告書に目を通す出席者。(リマ=新華社記者/李夢馨)