【新華社北京11月9日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は8日、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席のペルー、ブラジル国賓訪問について記者の質問に答え、次のように述べた。
ペルーは中南米の重要国であり、中国と全面的戦略パートナーシップを構築している。53年前の国交樹立以来、両国間の政治的相互信頼は絶えず強化され、「一帯一路」共同建設における協力は豊かな成果を上げ、人的・文化交流はさらに深まり、両国民に確かな利益をもたらしている。昨年来、習主席とボルアルテ大統領は2度にわたり会談し、両国関係の発展に向けた新たな青写真を描いてきた。
習主席のペルー訪問は8年ぶりとなる。訪問期間中にボルアルテ大統領と会談し、2国間関係や重点分野での協力などについて踏み込んだ意見交換を行い、歓迎式典や協力文書交換式、歓迎宴などのほか、関連の催しに出席する。習主席の訪問は、中国とペルーの政治的相互信頼をより強固にし、各分野で実務協力を深化させ、全面的戦略パートナーシップがより多くの成果を上げて両国民にさらなる幸福をもたらすよう後押しする。
中国とブラジルはそれぞれ東半球と西半球で最大の発展途上国であり、共に重要な新興市場国で、互いに全面的戦略パートナーでもある。今年は両国の国交樹立50周年に当たる。過去半世紀にわたり、両国関係は変化の大きい国際情勢の中で一貫して健全かつ安定した発展を維持し、各分野の実務協力は豊かな実を結び、発展途上大国の団結と協力、連携発展の模範となった。2国間関係の全局的、戦略的、世界的な影響力は高まり続けている。ルラ大統領は昨年4月に中国を国賓訪問し、両国首脳は新時代の両国関係の新たな未来を開く一連の重要な共通認識に達した。
習主席のブラジル訪問は5年ぶりとなる。習主席はルラ大統領と会談し、2国間関係や共に関心を寄せる国際問題、地域問題について踏み込んだ意見交換を行い、歓迎式典、協力文書調印式、共同記者会見、歓迎宴などに出席する。習主席の訪問は、双方の政治的相互信頼をさらに強化し、2国間関係の戦略性、革新性、先導性を高め、両国の発展戦略の結び付きを強化し、世界的に注目されている問題について双方の戦略的意思疎通と協調を深め、両国関係の次の「黄金の50年」を共同で切り開くものとなる。