【新華社北京11月8日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、11月7日のニュースをお届けします。
1.北京で小澤征爾さん追悼コンサート 中日の音楽家が共演
中国北京市の中央歌劇院で5日夜、今年2月に亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんを追悼するコンサートが開かれました。中国と日本の音楽家が共演し、中国人民対外友好協会と中日友好協会が指導しました。
小澤さんの教え子だった中国の指揮者、兪潞(ゆ・ろ)さん、中央歌劇院院長でバイオリニストの劉雲志(りゅう・うんし)さん、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターの豊嶋泰嗣さん、江蘇省の蘇州交響楽団など、両国の著名な音楽家が出演しました。中国の伝統楽器二胡の名曲「二泉映月」、マスネの代表作「タイスの瞑想曲」、ベートーベンの交響曲第5番「運命」を演奏しました。
中国への思い入れが強かった小澤さんは、中日の音楽交流に情熱を注ぎました。生前、何度も中国を訪れ両国の人的・文化交流に積極的に貢献しました。
2.第7回輸入博、世界のグルメが集結 来場者を魅了
中国上海市で開催中の第7回中国国際輸入博覧会の食品・農産物展示エリアは「グルメのイノベーション、食を巡るビジネスチャンスを共に語る」をテーマに、世界の食品業界の対話と交流、協力を促進するため、世界の特色ある製品・企業の展示プラットフォームづくりに力を入れています。
3.中国研究者、綿花の繊維品質を形成する重要な鍵を発見
中国の華中農業大学(湖北省武漢市)は、同大の綿花遺伝改良チームが種類の異なる綿繊維の品質を形成する遺伝子制御の共通性と分岐のモジュールを解析し、綿花の生物育種で優れた遺伝資源を正確に創出する新たな道筋を切り開いたと発表しました。種間の標的遺伝子浸透による繊維品質の改良実現を支援するとされ、論文は国際的学術誌ネイチャー・ジェネティクスに発表されました。
4.中国西部最大の高速鉄道ハブ駅、本線のレール敷設始まる 重慶市
中国重慶市で建設が進む西部地域最大規模の高速鉄道ハブ駅の重慶東駅は2日、本線の軌道敷設段階に入りました。同市と福建省アモイ市を結ぶ渝厦(ゆか)高速鉄道の重慶東-黔江(けんこう)区間の軌道敷設工事は、このハブ駅から敷設される1本目の路線となります。
同区間の完成後は、重慶の中心市街地から黔江区の所要時間が現在の4時間から1時間以内に短縮され、地元の社会経済の発展に重要な意義を持ちます。
5.古刹で樹齢千年以上のイチョウが黄葉 中国・西安市
中国陝西省西安市長安区の終南山麓にある古観音禅寺で、樹齢千年以上のイチョウが黄葉の見頃を迎え、多くの観光客が訪れています。
6.ネギ栽培が促す地域振興 中国貴州省
中国貴州省畢節市の赫章県は近年、大規模なネギ栽培を発展させ、以前は出稼ぎに出ていた村民たちが地元で就業できるようになりました。村民の収入源が広がり、農村の活性化を効果的に促しています。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。