5日、小澤征爾記念コンサートに出演する中日両国の音楽家。(北京=新華社配信)
【新華社北京11月7日】中国北京市の中央歌劇院で5日夜、今年2月に亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんを追悼するコンサートが開かれた。中国と日本の音楽家が共演し、中国人民対外友好協会と中日友好協会が指導した。
小澤さんの教え子だった中国の指揮者、兪潞(ゆ・ろ)さん、中央歌劇院院長でバイオリニストの劉雲志(りゅう・うんし)さん、新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターの豊嶋泰嗣さん、江蘇省の蘇州交響楽団など、両国の著名な音楽家が出演。中国の伝統楽器二胡の名曲「二泉映月」、マスネの代表作「タイスの瞑想曲」、ベートーベンの交響曲第5番「運命」を演奏した。
中国への思い入れが強かった小澤さんは、中日の音楽交流に情熱を注いだ。生前、何度も中国を訪れ両国の人的・文化交流に積極的に貢献した。(記者/方芸暁、郝菲然)pagebreak
5日、中央歌劇院で小澤征爾記念コンサートを指揮する兪潞さん。(北京=新華社配信)