小さなミカンがもたらす甘く大きな産業 中国湖南省石門県

   １日、石門県夾山鎮桂花村で、収穫したミカンを運ぶ果樹農家の人々。（ドローンから、長沙＝新華社記者／陳思汗）

   【新華社常徳１１月７日】中国湖南省常徳市石門県で栽培されているミカンが収穫期を迎えている。ミカン畑や加工工場は繁忙期となり、農家は好天を利用して収穫と出荷に精を出している。

   石門県は同省北西部に位置し、ミカンの栽培に適した気候条件となっている。県内のミカン栽培面積は約３万ヘクタールで、かんきつ類の大手企業９社、専業合作社（協同組合）３７７社、加工工場１８２社がある。ミカンの商品化率は７５％以上。２０２３年のミカン産業の総売上高は１７億８１００万元（１元＝約２１円）に上っている。