1日、漠河市にある北極スキー場でスキーを楽しむ観光客。(ハルビン=新華社配信)
【新華社ハルビン11月6日】中国で最も高緯度に位置する黒竜江省は豊かな氷雪観光資源を有している。長年にわたる革新と発展を経て「ハルビン氷雪大世界」「中国雪郷」「北極村」など国内外に有名な観光スポットを確立、氷雪観光は地元の経済成長をけん引する重要な原動力となった。今年も新たな氷雪シーズンが到来し、同省は入念な準備を進めている。
「中国の北極」と呼ばれる漠河市は、立地の特性と豊かな氷雪観光資源で、多くのバックパッカーを魅了している。同市北極村で民宿を経営する史瑞娟(し・ずいけん)さんは今年の運営状況について、氷雪観光シーズンは始まったばかりだが既に元日や春節(旧正月)の予約も入り大盛況だと微笑みながら話し、「新たな民宿の建設も急ピッチで進んでいる。より多くの観光客に快適な宿泊環境を提供したい」と紹介した。
第25回ハルビン氷雪大世界パークで遊ぶ観光客。(2023年12月17日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)
「スター風景区」のハルビン氷雪大世界には今年、大型の室内氷雪テーマパーク「夢幻氷雪館」が新たに完成し、冬期限定だった楽しみをオールシーズンに広げた。面積2万3800平方メートルの館内の気温は氷点下8~12度に保たれている。壮大で美しい氷や雪の彫刻や多彩な氷雪エンターテインメントは、光と音楽による演出と融合し、観光客の気分を一層盛り上げる。
同省牡丹江市にある「中国雪郷」風景区では最近、今シーズン初めての雪が降った。風景区の関係者によると、今年は新たな観光スポットを建設するだけでなく既存の施設も全面的にアップグレードし、一層整った氷雪観光商品を用意して、多くの観光客により質の高い冬の観光体験を提供できるよう努力すると語った。(記者/劉赫垚、徐凱鑫、孫暁宇)
黒竜江省牡丹江市にある「中国雪郷」風景区の夜景。(1月12日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)