【新華社杭州10月31日】中国の業界団体、中華全国工商業連合会(工商連)はこのほど、2023年の売上高に基づく24年版の「中国民間企業上位500社」ランキングを発表した。うち浙江省の企業は106社がランク入りし、企業数は26年連続で省(直轄市・自治区)別首位を維持した。
同時に発表された「中国製造業民間企業上位500社」にランク入りした同省の企業は109社、「中国サービス業民間企業上位100社」では19社で、いずれも首位となった。
「中国民間企業上位500社」にランク入りした同省企業の合計売上高は9兆2千億元(1元=約21円)で、上位500社の総売上高(41兆9100億元)の22・0%を占めた。106社を業種別にみると、9大業種を網羅し、企業数の上位3業種は製造業、建設業、卸売・小売業だった。
科学技術イノベーションは民間経済の質の高い発展において非常に重要な役割を担い、ランク入りした企業の多くが一つ、または複数の戦略的新興産業に従事していた。
一部の企業は省エネ・環境保護、グリーン(環境配慮型)・低炭素型の発展に狙いを定め、今後の発展の新たな成長分野としている。例えば、電気機器大手の正泰集団はグラフェン新素材産業の開発に継続的に取り組み、水素エネルギー製造の全行程のソリューションを検討している。
同省統計局と国家統計局浙江調査総隊が発表したデータによると、民間企業の第1~3四半期(1~9月)の工業増加値(付加価値額)は8・6%増え、一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業増加値の増加に対する寄与度は80・0%となった。(記者/商意盈、魏一駿)