【新華社武漢10月29日】中国湖北省潜江市の返湾湖国家湿地公園は、上流が漢江に接し、下流は長江に連なり、世界的な渡り鳥ルートの一つである「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ」の重要な一部を構成している。
生息する鳥類は132種に達し、冬鳥の数はピーク時には10万羽を超え、昨年は絶滅危惧種のアカハジロも200羽近く観測された。
気温が下がるにつれ、同公園の夏鳥は南へ去り、冬鳥の多くは移動を始める。ちょうど今の時期は渡り鳥がいない「空白期」に当たるが、公園職員らはこの期間を利用して、渡り鳥の越冬準備作業を急ピッチで進める。学校やコミュニティーに出向いて鳥類保護の宣伝・啓発活動を行い、遠路から訪れる「客人」が安全に越冬できるよう努めている。